【そんなはずでは…】一条ルールに要注意 | 家づくり前に知っておくべきチェックポイント

一条工務店には通称「一条ルール」と呼ばれる独自の制約があり、知らないまま家づくりを進めると「え…これできないの…」と後悔してしまう可能性があります。

そこでこの記事では、必ず知っておくべき代表的な一条ルールについて解説していきます。後悔しない家づくりの進め方についても紹介していくので、最後まで読んでくださいね。

【避けては通れない】一条ルールとは？

一条工務店が独自に設けている制約のことを通称「一条ルール」と呼びます。

建売や賃貸では叶わない理想を叶えたくて注文住宅を選んだのに制約が多いことに疑問を感じる人も少なくないでしょう。

【性能を担保する仕組みと捉えよう】一条ルールがある理由

一条工務店もむやみに制限を設けているわけではなく、ルールが多いのには理由があります。

ルールというとマイナスな印象を受けますが、「住宅ごとに耐震性・断熱性・気密性などに差が生まれないような仕組み・基準」と言い換えることもできます。

さまざまな一条ルールがあるのは「できるだけリーズナブルに高性能な住宅を提供したい」という一条工務店の思いの現れでもあるんです。

そう考えるとルールが多いからほかのハウスメーカーに乗り換えようと短絡的に考えるのはナンセンスではないでしょうか？

【標準仕様が完成形】リーズナブルに住みやすい家を手に入れられる

予算に限りがなければ自分たちの理想を柔軟に詰め込めるハウスメーカーを選ぶのがよいでしょう。

ただし、自由度が高いということはそのぶんコストがかかるということ。ほとんどの人にとって予算を際限なくかけることは難しいはずです。

現実的にはすべての理想を叶えようとするのではなく、「予算の範囲でできるだけ多くの理想が叶う家を建てる」ことが大切です。

一条工務店はルールが多いものの、標準仕様で完成された家を手に入れられるという考え方もできます。追加費用をできるだけ抑えつつ暮らしやすい家を手に入れたいという人にはぴったりだと言えるでしょう。

一条ルールは流動的。変更になる可能性がある点は要注意

一条ルールについて注意してほしいのが随時変更になる可能性がある点。このあと主な一条ルールを紹介していきますが、執筆時点から内容が変更になっている場合もあります。

本記事の内容を鵜呑みにするのではなく、気になるポイントは必ず担当に確認してください。本記事はぜひ「ルールがある可能性が高いから注意しないと」と意識するために活用してくださいね。

※「一条ルール」はあくまで通称なので正確な定義はなく、すべてを網羅することはできません。本記事で紹介している以外にも細かな制約がありますし、一条工務店に限らず住宅の構造的・法的な制約もあるので注意してください。

【気になるポイントから確認】一条ルールを3つに分類

一条ルールと一口に言っても、大小さまざまなものがあり、何から確認すればよいか混乱する人が多いでしょう。

そこでこの記事では一条ルールを以下3つの大分類にカテゴリ分けしました。ぜひ興味のあるポイントから確認してみてください。

【住み心地を大きく左右する】間取りに関する一条ルール

それでは具体的に一条ルールについて解説していきます。

まずは間取りに関する一条ルール。住み心地を大きく左右するポイントなので、慎重に確認していきましょう。

2×6工法シリーズは原則総2階建てしかNG

一条工務店の人気シリーズ「アイスマート」「アイキューブ」などを含む2×6工法シリーズは、原則総2階建てにしなくてはいけません。

総2階建てとは１階と２階の床面積がほぼ同じ造りの戸建て住宅のこと。強い耐震性を確保するための一条ルールで、1階を広く取って2階は小じんまりといった構造は採用できません。

2階建じゃないとNGということではありません。一条工務店では平屋や3階建ても建てられます

尺モジュールで設計。部屋の広さを45.5cm間隔でしか調整できない

一条工務店の家は尺モジュールで設計されます。

簡単に言うと、910mm×910mmのマスを敷き詰めて部屋の広さを決めるイメージ。一条工務店では部屋の広さを半マス（455mm）単位でしか調整できず、10cm・15cm単位での微調整ができません。

長辺は無制限だが短辺は5マスまでが限界

部屋の大きさについて長辺の長さは無制限ですが、短辺は5マス（910mm×5=4m55cm）までという制約があります。

短辺が4m55cmも取れれば多くのケースでは問題にならないと思いますが、1部屋を大きく確保したい場合は注意しましょう。

天井を高くするのはオプション。限度もあるので要注意

グランスマートやアイキューブなど一条工務店の人気シリーズの標準の天井の高さは2,400mm。グランセゾンなどでは2,650mmが標準とされています。

オプションで2,600mmに変更はできますが、追加料金がかかります。2,400mmは圧迫感があるほどではないものの、とりわけ開放感があるわけでもありません。

2,600mm以上の高さにすることは難しい可能性が高いですが、交渉次第で可能になるケースもあるようです。一条工務店でどうしても家を建てたい…でも天井高がもう少しほしいという人はあきらめずに交渉してみましょう。

ただし、天井高を高くするとそのぶん部屋の体積が増え、冷暖房の効きが悪くなる側面があります。開放感だけを重視してむやみに高くしないよう要注意です。

参考▶︎【暮らしを疑似体験】一条工務店宿泊体験完全ガイド | 持ち物・チェックポイントまで解説

減らせない壁が多い。垂れ壁・耐力壁で圧迫感が出る

一条工務店の家は耐震性を担保するために減らせない壁が多いのが特徴です。家事動線や開放感の観点からすると邪魔に感じる人が多いでしょう。

天井から20cmほど垂れ下がっている垂れ壁と地震や台風などの横揺れに対する強度を高めるための耐力壁があり、それぞれ構造上どうしても取り外せない場所があります。

耐力壁には窓やドアを設置できないのも注意すべきポイントです！

特にキッチンまわりなどはレンジフードなど天井から出っ張る箇所が増えるので、圧迫感が出やすい点には注意が必要。図面上ではなかなかイメージするのが難しいので、3Dパース図などで視覚的に確認するのがおすすめです。

3Dパース図はソフトを使って自作することもできますが、一条工務店マニアが提供する「3Dパース図作成サービス」の活用も検討してみてください。

参考▶︎【イメージを鮮明に】家の間取り・3Dパース図を作れるアプリ・ソフトを紹介

吹き抜けの面積は床面積の3分の1まで

光がよく入る明るく、開放的な家を目指して吹き抜けを大きく取りたいと考えている人もいるのではないでしょうか？

一条工務店の家では吹き抜けの面積は床面積の3分の1までとされています。また、建物の縦・横の長さの2分の1までしか確保できないので注意してください。

さらに階段も吹き抜けと見なされるので、実際に吹き抜けとして確保できるのは床面積の3分の1より小さい面積になります。担当と相談しながら吹き抜けのベストな配置・大きさを探ってみてください。

また、吹き抜けについての一条ルールをクリアしていても最終的な可否は構造計算した上で判断されます。

ちなみに吹き抜け・バルコニーは坪単価が2分の1になります

ロスガード90は原則2階の外壁に面した場所にしか設置できない

一条工務店オリジナルの熱交換換気システム「ロスガード90」の設置位置にも一条ルールがあります。

ロスガード90は原則2階の外壁に面した場所かつ水回りと接しない場所に設置する必要があります。さらにロスガード90は右開きの片扉しか選べません…。これはなんで…。

ロスガード90は、1×1マス、約半畳のスペースを取るので、地味に部屋の広さや配置に頭を悩ませることになるでしょう。

【地味にストレス】設備に関する一条ルール

続けて設備に関する一条ルールを紹介していきます。

間取りよりは許容できるポイントが多いかもしれませんが、細かい部分までこだわりたい人にとってはストレスになる可能性があります。1つずつチェックしていきましょう。

水回り設備やキッチン設備が一条オリジナル

一条工務店の家は、基本設備を一条工務店オリジナル商品から選ぶことになります。安く、高性能の家を提供するための一条ルールです。

特にキッチンにはこだわりがある人も多いのではないでしょうか？社外品を採用する場合は高額なオプション料金がかかったり、そもそも採用が難しかったりするケースがあります。

部屋の大きさに応じて設置できる窓の数に制限がある

一条工務店の家は耐震性だけでなく、高断熱高気密にもこだわっています。高水準な断熱性・気密性を保つために窓についても一条ルールが設けられています。

部屋の大きさによって以下のように窓の数が決められています。たくさん窓を設けて外との繋がりを感じられる部屋にしたいと考えている場合は要注意です。

8畳未満	2つ
8〜12畳	3つ
12畳以上	4つ

オプションで追加できる場合もあります。一度相談してみましょう！

熱損失の観点から大きな窓を設置できない場合もあります。施主支給で別メーカーの窓を設置することもできないので注意してください。

コーナー窓は不可。窓の位置にも制限がある

開放感のあるコーナー窓に憧れている人も多いのではないでしょうか？残念ながら一条工務店ではコーナー窓はできません。

コーナー窓が不可なのは高い耐震性を確保するための一条ルール。建物の角に壁がないと耐震性が落ちるのは直感的にイメージできるのではないでしょうか？

そのほかにも吹き抜けの下など「壁を設けないと耐震性が落ちそう…」と感じる部分には窓を設置できないと考えておくのがベターです。耐力壁がある部分にも設置できないので、思った場所に窓が設置できない可能性があります。

階段はオープンステアかボックスステアの2種類

一条工務店の家では階段は、オープンステアかボックスステアの2種類から選ぶ形になります。

どちらのタイプを選ぶか、吹き抜けとどう組み合わせるのかによって家の印象や動線のスムーズさが大きく左右されるので、慎重に選びましょう。

蓄電池やパワーコンディショナーは東面か北面にしか設置できない

太陽光発電を行いたい場合、太陽光パネルの設置だけでなく、蓄電池・パワーコンディショナーの設置も必要になります。

どこにでも設置できればいいのですが、一条ルールにより建物の東面か北面にしか設置できません。玄関から目立つ位置になってしまうケースもあるので注意が必要です。

玄関側に設置せざるを得ない場合も家づくりと外構計画を並行して進めておけば、植栽やフェンスなどでうまく目隠しする方法を考えられます。

参考▶︎【早めが吉】一条工務店の外構計画 | 費用・スケジュール・業者の選び方まで徹底解説

床暖房のエリア分けは最小3帖

一条工務店の家の大きな魅力といえば「全館床暖房」。各階を4エリアまで分けることができ、それぞれのエリアに対して温度設定できる点が特徴です。

ただし、エリア分けの最小単位は3帖。1〜2帖の書斎やトイレなどの小さなスペースだけをエリア分けするという運用ができない点は注意してください。

参考▶︎【我が家は必要？】一条工務店の全館床暖房徹底解説 | 電気代、要不要の判断基準まで網羅

【デザインにこだわる人は要注意】内装・外装に関する一条ルール

最後に内装・外装に関する一条ルールを解説していきます。

見た目が人と被りやすい点が一条工務店のデメリットと感じている人は多いので、要チェックです。

フローリングの色はワンフロア1色

部屋と廊下、キッチンとリビングでフローリングの色を分けたいという希望がある人もいるのではないでしょうか？

でも、一条ルールによりフローリングの色はワンフロア1色しか選べません。さらに1階と2階のフローリング色を変えるのもオプションになります。謎…。

ボックスステアの場合フローリングの向きが垂直方向になる

細かい点ですが、フローリングの向きにこだわる人も多いでしょう。

階段にボックスステアを選んだ場合、フローリングの向きは踏み台に対して垂直方向になります。水平方向か垂直方向かで部屋の印象や体感の広さが変わるので、できれば好みで選びたいところですね…。

採用できるクロスの選択肢が少ない

内観の印象を決めるクロス。

風合い豊かな紙クロスやおしゃれな海外製クロスを採用したい人もいるでしょう。ただし、一条ルールにより、準不燃素材のクロスを中心としたラインナップから選ぶ必要があります。

追加費用を払えば一条工務店オプションクロスやメーカークロスを選ぶことも可能。一条工務店オプションクロスでは不燃クロスも選べますが、メーカークロスは準不燃クロスしか選べないので注意してください。

交渉して不燃クロスを採用できたケースもあるようです

部屋のドア色は1棟1色しか選べない

出ました謎の一条ルール。一条工務店の家はドア色を1棟1色しか選べず、部屋ごとにドア色を変えることはできません。

子ども部屋のドアだけ色を変更したいと思ってもできないので注意してください。

ハイドロテクトタイルは2色までしか選べない

外壁には多くの人がオプションのハイドロテクトタイルを選びます。

ハイドロテクトタイルのカラーラインナップは7色あり、その中から2色選ぶことができます。7×7=49通りの組み合わせが可能ですが、人と被らないよう3色以上選びたい場合には物足りなさを感じるかもしれません。

参考▶︎【ハイドロテクトタイルVS標準】一条工務店の外壁タイル選び方ガイド | 最新変更点も紹介

屋根勾配は1.5寸・3.5寸の2種類から選ぶ必要がある

屋根勾配は外観の印象を左右するポイント。太陽光の発電効率や雨水の流れやすさも考慮する必要はありますが、できれば自由に設定したいところです。

ただし、一条ルールにより、1.5寸・3.5寸の2種類から選ぶ必要があります。結果、外観がどの家も似通ってしまうため、人と被りたくない人は外構などで差を出せるよう工夫してみましょう。

1.5寸が緩やか、3.5寸が急な勾配です

【後悔を避けるために】他ハウスメーカーに乗り換える前にやるべきこと

一条ルールが原因で「一条工務店から他ハウスメーカーに乗り換えよう」と考えている人もいるかもしれません。

一条ルールで希望が叶わなかった部分も住みはじめたら「意外といいな」と感じるかもしれませんし、長い目で見れば気にならなくなるかもしれません。

他ハウスメーカーに乗り換える前にぜひ以下3ステップを踏んでみてください。

実物を確認。宿泊体験を活用する

一条ルールで叶わなかった部分について実物で確認しましたか？自分の希望が叶わないという事実に引っ張られて、「代替案では満足できないか」の確認を怠ると後悔します。

実際は一条ルールの規定に則った仕様でも問題ない、「意外といいな」と感じるケースもあるはずです。

一条工務店には宿泊体験があります。すべてのポイントを確認するのは難しいですが、「天井の高さはこれくらいあればいいか」、「窓はこの位置なら許容範囲だな」などとイメージを深めることができます。

参考▶︎【暮らしを疑似体験】一条工務店宿泊体験完全ガイド | 持ち物・チェックポイントまで解説

3Dパース図で細部の仕様まで確認する

一条工務店では基本的に3Dパース図を作ってもらえないため、平面図から完成系をイメージするしかありません。

自分の希望の間取りやデザインならばイメージできても、代替案のイメージはなかなかできないのではないでしょうか？だから考えるのが面倒くさくて「希望が叶わないなら一条工務店を辞めよう」と短絡的に判断してしまっている人も少なからずいると感じます。

一条ルールで希望が叶わなかった点も3Dパース図で確認してみると「悪くないな」と感じられるかもしれません。パートナーや家族と「意外といいね」「やっぱりここはダメだな」とイメージを共有でき、完成系とイメージのギャップを回避できます。

一条工務店マニアでは、プロ用のソフトを使ってクオリティの高い3Dパース図を作成させていただいています。家づくりにうまく活用いただければうれしく思います。

【希望が通った事例アリ】あきらめずに交渉する

一条ルールがあるからとハナから諦めるのはナンセンスです。

「ここだけは譲れない」「このポイントだけ叶えば一条工務店に決めるのに」という人は、その熱意を持って担当に交渉してみてください。

耐震性・断熱性・気密性などの機能を保つためにどうしても無理な場合もありますが、変更可能か本社に掛け合ってくれ、最終的に変更が叶った事例があります。

ここまでやってそれでも「一条工務店ではないな…」という人だけ他ハウスメーカーを検討しましょう。ただし、他ハウスメーカーも制約がないわけではないことは理解しておいてください。

他ハウスメーカーを検討する場合は、「【もう迷わない】ハウスメーカーの選び方完全ガイド | スケジュール・流れを徹底解説」に沿って改めて自分が家づくりで重視しているポイントを整理してみてください。

【デメリットだけじゃない】一条ルールがあることによるメリット

一条ルールはデメリットばかりだと思いがちですが、ルールがしっかりあることによるメリットもあります。

ここでは一条ルールがあることによるメリットを紹介していきます。

高い性能の家をリーズナブルに手に入れられる

謎の一条ルールもありますが、多くの一条ルールは耐震性・断熱性・気密性を担保するために設けられています。

一条ルールがあることで外観・内観がほかの家と同じになりやすい点は否めませんが、住み心地のよさは抜群だと胸を張って言えます。

一条ルールを設けず施主の希望を叶えていればその時点では確かに満足度は高いかもしれません。でも、一条ルールがある理由は実際住んでから分かります。

私も家づくりの最中に「一条ルール、なんとかならないものか…」と頭を悩ませたことはありました。でも今ではオールシーズン快適に過ごせる家を予算の範囲内で手に入れられたのは一条ルールがあるおかげだと感じています。

オプション追加しなくてもハイレベルの家を建てられる

一条工務店の家はオプションをあれこれ追加しなくても住み心地のよいハイレベルな家を建てられる点がメリットです。

一条ルールがあり、制約が多いのは事実ですが、裏を返せば選択肢が絞られていると言い換えることもできます。

強いこだわりがなく、住み心地がいい家をスムーズに手に入れたいという人には決めることが少なく済み、むしろメリットになるでしょう。

一条ルールに関するよくある質問

一条ルールに関するよくある質問に回答していきます。

どうして一条工務店はルールが多いの？

理由がよく分からない謎ルールもありますが、多くは耐震性・断熱性・気密性など家の性能を保つために設けられています。

ルール・制約ときくとネガティブな印象を受けますが、「住宅ごとに耐震性・断熱性・気密性などに差が生まれないような仕組み・基準」と言い換えることもできます。

デメリットばかりではないので、ルールを守りつつ、どうしても希望が叶わない部分は工夫で補うという考え方が重要です。

一条ルールは絶対に変えられないの？

構造上どうしても難しいものもありますが、交渉の末本社確認となり、希望が通った事例もあります。どうしても叶えたい希望がある場合は、熱意を持って担当に伝えてみてください。

また、一条ルールは流動的で変更されている場合や、シリーズによっては適用されない場合もあります。本記事の内容を鵜呑みにせず、まずは担当に確認してみてください。

誠実に対応してもらうためにも優秀な担当についてもらうことが大切です。まだ展示場を訪れていない場合は、紹介制度を活用しましょう。

間取りや仕様はいつまで変更できるの？

間取りや仕様の変更は図面作成後でもできるケースがあります。ただし、着手承諾後になると工事の手配がはじまるため、大幅な変更ができなくなるでしょう。

いずれにしても気になっている点がある場合は後回しにせず、早めに確認しておくのがベターです。変更できたとしても内容によっては追加見積もり・工期延長などになる可能性もあるので注意してください。

一条ルールを理解し、納得できる家づくりを

厄介な一条ルール。でも、その多くは一条工務店の家の性能の高さを担保するために設けられており、なくてはならないものです。

家づくりにおいて大切なのはすべての希望を叶えようと躍起になるのではなく、「予算の範囲内でできる限り希望を叶える」という考え方です。

一条ルールに阻まれて叶わなかった希望があったとしても、代替案が「意外といいな」と感じられたり、ほかの部分にこだわりを詰め込むことで気にならなくなったりするかもしれません。

ぜひ一条ルールが厳しいからとすぐに他のハウスメーカーに乗り換えず、宿泊体験や3Dパース図作成でイメージを深めてみてください。