一条工務店でマイホームを建てよう!と決心した人は、次は設備などを具体的に決めていく必要があります。さまざまな設備について検討するなかで換気システムロスガード90に付帯させる設備を「うるケア」「さらぽか」のどちらにしようか悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
そこで今回はうるケア・さらぽかのメリット・デメリットなどを紹介し、どちらを選ぶべきかまで解説していきます。どちらも魅力的な設備ですが、重視するポイントによって選ぶべき商品が変わるので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 一条工務店で後悔のないマイホーム作りをしたい人
- 納得感を持って家づくりを進めたい人
- うるケア・さらぽかどちらを選べばいいか迷っている人
↓動画でも同じ内容を解説しています。文字を読むのがしんどい…という人はこちらからチェックしてみてくださいね!
一条工務店「さらぽか」「うるケア」とは?

「さらぽか」「うるケア」って一体何?という人もいるかもしれません。まずはそれぞれの概要について解説していきます。
どちらも快適に過ごすために活躍してくれる魅力的なシステムですが、残念ながら現状ではどちらかしか選べません(両方選べるシステムを開発中との噂もあるようですが…)。自分がマイホームに求める条件を満たしてくれるのはどちらかをイメージしながら読み進めてくださいね。

すでにシステムを理解している人は読み飛ばしてOK!
さらぽか・うるケアはロスガード90に付属させる設備のこと


まず大前提ですが、さらぽか・うるケアは単体の設備ではなく、ロスガード90に付属させる設備です。
一条工務店オリジナルの熱交換換気システム
換気システムとは、簡単に言えば家の中の汚れた空気を外に逃し、外の新鮮な空気を取り入れるシステム。ロスガードは、外から空気を取り込む際に室温に近づけてから取り込む点が特徴です。



冷暖房で快適に保たれた室温を損なうことなく換気ができるんです!
そのほかにもロスガード90には以下のようなメリットがあります。
- 冷暖房で快適に保たれた室温を損なうことなく換気できる
- 湿度交換機能を備えていて、加湿器などで整えられた湿度をキープできる
- 専用の高性能フィルターを取り付けると外からの花粉やPM2.5などをしっかりキャッチできる
ロスガード90だけでも十分快適ですが、さらに快適な室内環境を作り上げるために「さらぽか」もしくは「うるケア」で武装するイメージです。



ロスガード90についてもっと詳しく知りたい人は一条工務店公式サイトもチェックしてみてくださいね!
さらぽか:夏は涼しく、冬は暖かい全館空調システム


さらぽかは、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を作るのにぴったりのシステム。
家中に通った床暖房の配管に水を通すことで余分な熱を吸収する床冷房とデシカント換気システムから構成されています。
- 夏や梅雨時はジメジメした室内の空気を放出し、カラッとした空気を取り込んでくれる
- 冬は乾燥した空気を放出し、湿気を含んだ空気を取り込んでくれる



簡単に言うと、室内の温度・湿度を季節に応じて快適に調整してくれるシステムです!
ショッピングモールなどの大型の施設にも導入されていますよ!
詳しい仕組みについては割愛しますが、一条工務店公式サイトの「さらぽか特設ページ」に掲載されている動画を観ると直感的に理解できるはず。ぜひあわせて確認してみてください。
床冷房のほうはイメージしやすいのではないでしょうか?夏は水を流して爽やかで涼しい空間に、冬は温水を流し、床暖房として活用できます。通年快適に過ごすために役立つのが「さらぽか」なんです!
SNSでの評判も上々ですね!導入を検討する価値のある魅力的な設備と言えます。
うるケア:家の乾燥を防ぐ全館加湿・換気システム


うるケアは、一条工務店とパナソニックが共同開発したシステム。全館を加湿し、快適な湿度に調整してくれる点が魅力です。特に冬の快適性に重きを置いた設備と言えるでしょう。
詳しい仕組みは一条工務店公式サイトの「うるケア特設ページ」を確認してほしいのですが、水道から自動給水された水を回転するディスクの遠心力で吸い上げ、ナノサイズのミストに変換して加湿。「家中を同じ湿度にしたい」という強い思いから生み出された画期的なシステムです。加湿器いらずという声も見られますね。



一般的な加湿器のように給水をしたり、メンテナンスをしたりする手間がかからず、フルオートで運用できるのがうれしいポイントです!
ロスガード90の換気機能はそのまま使えるので、室温を損なうことなく換気もできますよ。
さらぽか・うるケアが導入できるシリーズは限られる


さらぽか・うるケアの概要について解説してきましたが、いかがでしょう?自分のライフスタイルにマッチするのはどちらかイメージが湧いてきましたか?



どちらも捨てがたいですが、一条工務店のすべてのシリーズで採用できるわけではないので注意してください!
システム | 採用できるシリーズ |
---|---|
さらぽか | グランスマート・アイスマート |
うるケア | アイスマート・グランセゾン・アイスマイル・ハグミーなど多くのシリーズで採用可能 ※グランスマートでは標準仕様 |
また、SNSでは「さらぽかを採用するつもりだったのに地域の関係でできなかった」という声も。採用可能なシリーズでも寒冷地などでは導入できないケースもあるようなので、事前に営業担当に確認しておくのがベターです。
さらぽか・うるケアの導入費用


導入費用も重要なポイントですよね。結論から言うと導入費用は「うるケア」のほうが圧倒的に安いです。
うるケアは、グランスマートの場合はそもそも標準仕様。オプションで追加する場合も約10万円で導入できます。10万円で全館加湿・換気ができるようになると思うと安く感じる人も多いのではないでしょうか。また、キャンペーンなどで無料になるケースも多いので、タイミングによってはさらにお得に設置できます。
一方さらぽかはどのシリーズに導入する場合もオプション。導入費用は坪単価で計算され、2024年の夏あたりに契約された施主さんによると約2万円/坪だったとのことでした。仮に35坪の家を建てる場合は、導入費用は70万円となります。



さらぽかを採用するためには以下の条件もクリアする必要があります!
- 延べ床面積が25坪以上
- 寒冷地(北海道・東北など)に該当しない



つまり最低でも50万円は導入費用がかかります!



さらぽかは魅力的だけど、費用が高くつくなぁ…


機能に魅力を感じながらも費用の面でさらぽかの導入を躊躇する人も多いです。そんな人に一点朗報ですが、さらぽかを選ぶと有料オプションのハニカムシェードが全窓に付きます。
カーテンのようなアイテム。太陽の光を部屋の中に入れたり、逆に遮断したりするのに便利
1窓あたり1万円〜はかかるので、オプションで設置しようとすると結構な金額になります。これは地味にうれしい!
そのほかにもお得にマイホームをゲットしたい人にぜひ知っておいてほしい豆知識をこちらの記事にまとめています。ぜひあわせてチェックしてくださいね。


結論!私はうるケアを選びました!



総合的に判断して私はうるケアを選びました!
導入費用・ランニングコスト・掃除の手間などの条件がどちらも同じであれば単純にどの時期の快適性を重視するかで選択すればOKです。
- さらぽか:じめじめした夏場・梅雨時の快適性を追求したい人
- うるケア:乾燥しやすい冬場の快適性を追求したい人
ただし、さらぽか・うるケアはシステムが異なるので当然導入費用・ランニングコスト・掃除の手間などに違いがあります。「絶対にさらぽか!」という確固たる理由がない人やどちらを選べばいいか悩んでいる人にはまずはうるケアからチェックしてみてはいかがでしょうか?
このあと詳細に解説していきますが、ざっくりと以下のようなメリットがあります。
- 導入費用・ランニングコストが安い
- 掃除の手間がかからない etc



それぞれのメリット・デメリットを紹介したあと、うるケアが向いている人、さらぽかが向いている人をそれぞれ解説していきます!自分がどちらに当てはまるか確認してくださいね!
さらぽかのメリット


ここからはより細かくさらぽか・うるケアのメリット・デメリットについて深掘りしていきます。
メリットだけでなく、デメリットも把握して「やっぱりさらぽか(うるケア)を選べばよかった…」と後悔することのないよう納得したうえで選んでくださいね。
各部屋に温度差がなく快適


実際にさらぽかを導入している施主さんは「帰ってきてドアを開けた瞬間から涼しさや暖かさを感じる」と言っていました。そして各部屋の温度差が少ないので、どこの部屋で過ごしても快適。特にお風呂場や脱衣所との気温差が少ないため、ヒートショックが起きにくく、お年寄りやペットと暮らす想定の場合にもおすすめです。



床冷房が使えるのは大きい!
また、床暖房だけでなく、床冷房が使えるのでオールシーズン快適。クーラーの直接的な風とは違って空間全体がカラッと爽やかに感じられます。数値化するのは難しいですが、その快適さにきっと驚くはず。ぜひ宿泊体験会などで「さらぽか」が導入された家に泊まってみてください。
ただし、焦りは禁物。すでに展示場を訪れていろいろと検討している人も多いと思いますが、これから本格的に動くという人はぜひこちらのロードマップ記事を読んで一歩ずつ確実にマイホーム作りを進めてくださいね。





部屋の温度差がないって思っている以上に快適ですよ!
除湿コントロール機能が優秀


除湿コントロール機能が優秀な点も魅力。外気に左右されずに館内を快適な温度・湿度に保てるので、夏場や梅雨時期などもカビやダニの繁殖を防げます。
また、熱中症のリスクを軽減できる点も見逃せないポイント。湿度が高いと汗をかきにくくなり、体に熱がこもってしまいますが、さらぽかを導入すれば適切な湿度に調整してくれます。夏場のベタつく不快感がとにかくイヤ!という人にもさらぽかは有力な選択肢になるでしょう。



一般的に40〜60%が快適な湿度と言われています!
宿泊体験に湿度計を持ち込んで測定してみるのもひとつの方法です。その他宿泊体験の一般的な持ち物はこちらの記事に記載しているので参考にしてください。


エアコン代を節約できる


さらぽかを導入することで全館快適な湿度・温度に保てるのでエアコンの設置台数を減らすことが可能です。暑い日でも床冷房が効き、エアコンをつけなくても温度の上昇を28℃くらいまでで食い止められます。地域や気温にもよりますが、滞在時間の少ない部屋にはエアコンを設置しない判断をするのもアリです。
さすがに真夏や真冬はエアコンを使う日も増えると思いますが、エアコンを使う頻度や必要な台数が少なく済むのは間違いありません。電気代は暮らしていく限り継続してかかるものなので、節約できるにこしたことはないですよね。



真夏でも快適とは言えないまでも「エアコンを使わなくてもなんとか乗り切れる」くらいの温度には保ってくれます!
さらに電気代を安く抑えたい場合は、N式の導入がおすすめ。一条オーナーであれば必須レベルの節約術です。簡単にはじめられるので、こちらの記事を参考に設定を進めてくださいね。


洗濯物が乾きやすい


共働きの場合、洗濯物を夜に部屋干しするという人も多いのではないでしょうか?さらぽかを導入すればジメジメとした湿気が取り除かれ、空気がカラッとするので、梅雨時の部屋干しでも洗濯物が素早く乾きます。
さらぽかで梅雨も快適。外に出たく無くなる😇 pic.twitter.com/a1pbfOYWxr
— クマシー@ブログ&一条工務店&子育て (@shikochu_life) June 23, 2024
さらぽかを導入した施主さんからは「夜干した洗濯物が朝には乾いていた」との声も。共働きの強い味方になってくれること間違いなしの設備と言えるでしょう。
間取りの自由度がアップ


エアコンの設置箇所が減ることのメリットは設置費用・電気代の節約だけではありません。



エアコンを設置しないぶん間取りの自由度が上がります!
クローゼット収納を増やしたい場合などは、さらぽかを導入してエアコン設置箇所を減らすという方法も検討する価値ありです。
さらぽかのデメリット


続けてさらぽかのデメリットをご紹介します。メリットだけでなくデメリットも理解して導入しないとあとあと後悔することは間違いありません。必ず確認してくださいね。
細かな温度調整ができない。暑がり寒がりの人がいる場合は不向き


細かな温度調節ができない点は大きなデメリットといえるでしょう。さらぽかの床冷房は床暖房と同様、効果を発揮するのに1日程度時間がかかります。エアコンのように暑い・寒いと思った瞬間にリモコンひとつで温度を調整できるわけではない点は理解しておきましょう。
また、エアコンのようにがっつり冷やす・暖めるというよりは、もっと穏やかに冷やす・暖めるというイメージを持っておいてください。暑がりや寒がりの人は物足りなさを感じる可能性が高いです。真夏・真冬も結局エアコンを使わざるを得ないというケースもあるので、住んでいる地域なども考慮して導入を検討してください。



SNSを見ても「1年中エアコン要らずで過ごせた」「結局エアコンを入れる機会が多い」などさまざまな意見があります!
暑さ・寒さの感じ方は個人差もあるので、実際に体感してみるのが一番です!
宿泊体験は、1人あたり3,000円の食事代が出ます。旅行感覚で家族で出掛けてみてはいかがでしょうか?


エアコンを使ったほうがランニングコストが安い場合も


さらぽかは導入すればそれで終わりではありません。実際に使用する場合は、毎月電気代がかかります。
さらぽかはデシカント除湿だけを使う場合は月々3,000円ほどで済みますが、床冷房も使用する場合は月々1万ほど電気代が高くなったという施主さんが多くいらっしゃいます。一条工務店のパンフレットにも8月に除湿運転・床冷房を使用すると約1.1万円と表記されています。
エアコンと違って、家全体の温度・湿度を24時間コントロールすることを考えると電気代が高くなるのは想像できますよね。
エアコンのみを使う場合に比べて1.5倍くらいの電気代がかかるイメージです!
ただし、使い方・家の広さ・地域・電力会社などによっても左右されるので、一概には言えません。



エアコンを併用するともっとかかるのか…
真夏・真冬などにエアコンを併用することも考えると、さらに多くの電気代がかかる心づもりをしておく必要があるでしょう。



さらぽかは、N式に取り組む前提で導入を検討するのが個人的におすすめです!


フィルター掃除が手間


うるケアを導入した場合でもロスガード本体と排気口のフィルター掃除は必要ですが、さらぽかはさらに各部屋に設置されたサーキュレーターのフィルターの掃除も必要です…。



一条工務店の家は快適ですが、掃除すべきフィルターが多い…!
- ロスガード90の排気フィルター・給気フィルター・防虫袋
- トイレの換気扇フィルター
- 差圧感応式給気口のフィルター
サーキュレーターは弱運転で常時オンが推奨されていますが、「使わなくても快適」という施主さんもいます。その場合は手入れの頻度は少なく済みますが、一般的には月1回の掃除が必要です。ほかにも掃除すべきフィルターがあることを考えると1箇所でも減らしたいのが正直なところではないでしょうか?
後付け不可



魅力的だけど、デメリットもあるなぁ…
一旦暮らしてみてから導入を検討できないの?



さらぽかは残念ながら後付けできません…。
さらぽかは基礎や壁に埋め込んで設置するシステム。家を建てるときにあわせて設置する必要があるので、あとから設置はできません。設置前後でどれだけ快適性が変わるかという比較ができればベストなのですが、仕方ないですね。
だからこそ何度も言うようですが、宿泊体験で必ずさらぽかを体感していただきたいです。面倒に思わず、旅行感覚で楽しんでもらえればと思います。


定期的なメンテナンスが必要。故障した場合のリスクも大きい


こういった設備全般に言えることですが、普段は便利でもメンテナンスの費用や手間、故障したときのリスクがあることは考えておく必要があります。



後付けが不可ということは、故障した場合の修理も大々的になる可能性が高いと言えます。
寿命やメンテナンス費用は以下程度かかると見込んでおきましょう。
- デシカント換気システム: 寿命は約10年。交換費用は約30万円以上。
- サーキュレーター: 寿命は約8年。交換費用は1台あたり約3万円。
日々の掃除を怠るとこれより早く故障する可能性が高まります。
また、故障 = 全部屋の空調がストップするということ。さらぽかに頼ってエアコンを設置していない部屋は暑さ・寒さに対抗する術を失います。
うるケアのメリット


続けてうるケアのメリットを見ていきましょう。さらぽかとの違いを意識しながら確認してくださいね。
冬場の乾燥対策ができる


うるケアは全館加湿ができるシステム。特に乾燥しやすい冬場も一定の加湿効果があり、風邪や肌荒れなどの対策ができます。風邪を引きやすい小さなお子さんのいる家庭にも適した設備と言えるでしょう。



冬場は床暖房を使用すると湿度が20%前半まで落ち込む場合がありますが、うるケアを稼動させれば30%後半〜をキープできます!
一般的に快適とされている40〜60%まで加湿したい場合は別途加湿器の使用も視野に入れる必要がありますが、うるケアなしの場合のように各部屋に加湿器を設置する必要はないでしょう。加湿器の購入費用を節約でき、オフシーズンの収納場所にも悩まずに済みます。
初期費用がかからない


うるケアはさらぽかのように数十万円の初期費用がかかりません。グランスマートを選べば標準仕様ですし、オプションとして追加する場合も約10万円で導入可能です。



頻繁にキャンペーンが行われていて無料になるケースもありますよ!
さらぽかを導入した場合は別途加湿器購入費用もかかることを考えるとかなり初期費用を抑えられます。うるケアをつけたい!という強い希望のある人はもちろん、さらぽかとうるケアどちらにしようか迷う場合にもうるケアが有力な選択肢になるでしょう。
メンテナンスフリー


さらぽかの大きなメリットとしてメンテナンスの手間がかからない点は見逃せません。加湿器だとシーズンごとにフィルターを掃除したり、水を換えたりする手間がかかりますが、うるケアは不要です。



加湿器の水換えって地味に面倒ですよね?
- 水道から自動で給水される
- 1日1回自動排水され、乾燥もフルオート。雑菌の繁殖を抑制してくれる
ロスガード90に付帯させる設備である以上、ロスガード90の排気フィルターなどの定期的な掃除は必要ですが、加湿器を複数設置するのに比べると格段にお手入れの手間を軽減できるでしょう。
ランニングコストが安い


ランニングコストの安さも魅力。一条工務店公式サイトの「うるケア特設ページ」では24時間加湿運転しても月々300円しかかからないと説明されています。



43インチの液晶テレビを3時間運転した消費電力とうるケアを24時間運転した消費電力が同じらしいです!
この電気代の安さで全館加湿ができると思うとかなりおトクな気がしてきませんか?さらぽかの場合は月々数千円から1万円程度はかかります。電気代は生活をしていく以上継続してかかる費用です。「せっかく高性能な設備を導入したのに電気代が高くつくから使用を躊躇する…」となってしまっては意味がありません。うるケアであれば電気代を気にせず使用できますよ。
温度交換効率が高く、省エネ


うるケアを選ぶとロスガード90の熱交換・湿度交換システムを引き継げます。



さらぽかのシステムとロスガード90のシステムでは性能に差があるんです!
ロスガード90の熱交換・湿度交換システムは温度交換効率(排気によって失われる快適な温度をどれだけ室内に戻せるか)は最大90%と高く、これは世界最高レベルの数値です。さらぽかのシステムはもう少し温度交換効率が劣ります。
外気温が0℃、室温が20℃の場合
換気をしても0℃の外気が直接室内に流れ込まず、18℃(20℃×0.9)に温められて取り込まれるということです!
一条工務店の公式サイトでは一般的な換気システム(温度交換なし)とロスガード90の熱交換・湿度交換システムを比べると冬場の暖房費は3分の1になると紹介されています。さらぽかのシステムも最大70%ほどの温度交換効率がありますが、より省エネにこだわりたい場合はうるケアに軍配が上がります。
うるケアのデメリット


メリットが多いうるケアですが、やはりデメリットも。メリット・デメリットをしっかり理解したうえで導入を検討してください。
結局加湿器がいるとの声も


全館を快適な湿度に調整してくれると謳っているうるケアですが、乾燥の厳しい冬場はさすがに加湿器が必要と言う声も散見されます。
上記のツイートの画像を見ると10月時点で快適湿度である40%は上回っています。うるケアを使えば真冬でもパリパリに乾燥することはありませんが、限度はあります。真冬でも40%以上を目指す場合は加湿器の併用も検討してみましょう。



加湿器が必要という声と同じくらい加湿器を使っていないとの声も見られます!どれくらいの湿度を求めるかにもよるので、宿泊体験などで体験してみましょう!


湿気の多い時期は除湿が必要


うるケアを導入すればさらぽかのように梅雨時・夏場の除湿はできません。
うるケアを導入した場合は、エアコンの除湿機能の使用や除湿機の導入を検討する必要があるかもしれません。
部屋ごとの加湿調整は不可


うるケアは全館加湿システム。全館を一律で加湿するシステムなので、部屋ごとに加湿の程度を調整することはできません。



つまり部屋干しをしている部屋も加湿されてしまいます!
うるケアを使用する冬場は床暖房も使用するのでまったく乾かないという心配はありません。部屋干し派の人はサーキュレーターを併用するのもひとつの方法です。
さらぽか・うるケアに関するよくある質問


さらぽか・うるケアのメリット・デメリットは理解できたでしょうか?ここからはさらぽか・うるケアに関するよくある質問にお答えしながら、もう一度さらぽか・うるケアの魅力や注意点をおさらいしていきましょう。
うるケア・さらぽかは併用可能?



うるケア・さらぽかは併用できません!どちらか一方を選ぶ必要があります!
うるケア・さらぽかはどちらか一方を選ぶ必要があります(現在、両方選べるシステム開発中との噂もあります)。どちらにもメリット・デメリットがそれぞれあるので、選ぶのが難しいところですよね。
うるケアは多くのシリーズに導入できますが、さらぽかを採用できるのはグランスマート・アイスマートに限られています。導入できる条件に地域や坪数などもあるので注意が必要。具体的な話が進んでからさらぽかが導入できないという事態を防ぐためにも、早めに営業担当に確認しておくのがベターです。
うるケアを使えば実際にちゃんと加湿されるの?



加湿はされますが、冬場は加湿器が必要との声もあります…
うるケアを使えば全館加湿されます。されますが、特に氷点下を切るような状況下ではやはり乾燥が気になる場合があるとの声がよく聞かれます。うるケアを導入しない場合と比べると必要な加湿器の数は減らせると思いますが、滞在時間の長い部屋などには加湿器を別途用意するのがおすすめです。
とはいえ加湿器を使わなくても極端に乾燥するという事態は避けられます。うるケアを導入するメリットは大きいと言えるでしょう。加湿器をまったく使っていないという家庭も多いですよ!
間取りによっても加湿のされやすさ・されにくさが左右されます!
例えば吹き抜けの位置や大きさによって加湿された空気が2階に上がり1階が乾燥しやすくなったり、キッチンやお風呂などの水回りの位置によって乾燥具合が変わったりします。乾燥しにくさを重視する人はうるケアを導入するかどうかに加えて乾燥しにくい間取りについて設計の打ち合わせで相談してみてはいかがでしょうか。
洗濯物の乾きに影響はある?



さらぽかを導入すると乾きやすくなります!
さらぽかは、室内の空気を除湿し、カラッとした空気にしてくれるので、部屋干しでも洗濯物が乾きやすいと言えます。特に共働きで夜に洗濯物を干す、部屋干しメインという家庭にはさらぽか導入のメリットは大きいと言えるでしょう。もしも乾きが悪いと感じる場合は、サーキュレーターで空気を動かしてみてください。



うるケアはどうなの?
うるケアは加湿を行うシステムなので、洗濯物への影響を気にする人が多いかもしれませんが、結論、洗濯物の乾きに大きな影響はありません。冬はうるケアと共に床暖房も稼動させているので、極端に湿度が上がる心配は無用です。
うるケアを採用しない場合どうすればいい?



うるケアを採用しない場合、加湿器は使用すべきだと考えています。
一条工務店が10代以上の男女1202人(一条工務店オーナーに限らない)に対して行ったアンケートでは約8割の人が冬場の部屋の乾燥が気になるという結果が出ています。この結果を裏返せば適切な湿度を保てれば快適に生活ができるということです。
加湿器は、主にスチーム式・気化式・ハイブリッド式・超音波式の4種類に分けられます。一条工務店の公式YouTubeでも加湿器の選び方などについて解説されているので、ぜひチェックしてみましょう!
- スチーム式:水を沸騰させた蒸気で加湿するタイプ。菌が発生しにくく衛生的。
- 気化式:水を含ませたフィルターに風を当てて気化させるタイプ。電気代が安い。
- ハイブリッド式:水を含ませたフィルターに温風を当てるタイプ。スピーディーに加湿可能。
- 超音波式:超音波の振動でミストを発生させるタイプ。本体価格・電気代ともにリーズナブル。
そのほかに部屋の湿度を高める方法として以下のような対策も効果的です。手軽にできる対策も多いので、ぜひ取り入れてみてください。
- 部屋干しをする
- 入浴後にドアを開放・サーキュレーターで送風する
- 観葉植物を置く
サーキュレーターはどうやって使うの?
さらぽかを選ぶと各部屋にサーキュレーターが設置されます。でも、どのように使用すればよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。



基本的には床冷房で冷やした空気を部屋に循環させるために使用します!
一条工務店は弱運転で常時オンが推奨されており、24時間稼働させ続けても毎月数百円で済みます。サーキュレーターを全く使っていないという人や、特別暑い日だけスポット的に使用しているという人もいます。
掃除やお手入れは手間じゃない?



さらぽかのサーキュレーターの掃除は正直手間です…。
うるケアはメンテナンスフリーを謳っているとおり、加湿器のようにフィルターを掃除したり、給水・排水の手間がかかりません。
ただし、ロスガード90のフィルター掃除は必要です!
一方さらぽかは、各部屋のサーキュレーターの掃除が月1回ペースで必要になります。カラッとした快適な空間を作れるとはいえ、これは正直面倒ですね…。
サーキュレーターは常に弱運転することが推奨されていますが、使っていないという施主さんもいらっしゃいます。使わない場合は掃除の頻度はもっと少なく済むでしょう。
さらぽかの床冷房はすぐに冷えるの?



すぐには冷えません!
エアコンのようにリモコンをピッと押せばすぐに冷えるわけではありません。冷えるのには約1日かかります。急な来客や急に暑くなることなども想定して、リビングなど滞在時間が長い部屋にはエアコンを設置しておくとよいでしょう。
かなりの冷え性でもさらぽかの床冷房って大丈夫?



重度の冷え性の人には向かない可能性があります…。
さらぽかの床冷房は暑がりの人にはおすすめですが、かかなりの冷え性の人は注意が必要。施主さんの中には旦那さんは素足で快適でも奥さんはスリッパを履いて過ごしているというケースもあるようです。
固定資産税は上がるの?



さらぽかを導入した場合は上がります!
固定資産税は毎年土地と家屋にかかります。マイホームを建てる場合は考慮しておく必要があるでしょう。
家屋については原則家屋の評価額に税率の1.4%をかけて計算します。
評価額は性能が高いほど高くなり、そのぶん固定資産税も上がります。
一条工務店の家はそもそも高性能なので、固定資産税が高くなる傾向にあります!
全館床暖房が固定資産税が高くなる大きな要因ではありますが、さらぽかの天井埋め込み型サーキュレーターも少なからず固定資産税アップにつながります。具体的な金額は住宅を建てる地域・構造・その他設備によっても変動するので一概には言えませんが、意識しておきたいポイントです。


電気代はどれくらいかかるの?



うるケアは月数百円程度、さらポぽかは月1〜1.5万円程度を目安に考えてください!
使い方などによっても変動はしますが、ランニングコストはうるケアよりもさらぽかのほうが高くなります。さらぽかを導入する場合は、N式の導入もあわせて検討しましょう。
発電した電気を売らずに自分の家で使う方法
N式は以下の3ステップで導入できます。面倒に感じるかもしれませんが、少しの手間で長く電気代を節約できます。早ければ早いほどおトクですよ!
- 電力会社を見直して、基本料金0円の電力会社に乗り換える
- 太陽光発電でエコキュートのお湯を昼間に沸き上げをする
- 日中に太陽光発電で蓄電池を充電し、夜は蓄電池から電気を使う
詳細は以下の記事で解説しています!


ZEH補助金の対象になるか
さらぽかを導入するとZEH補助金の対象にならないという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。これはZEH補助金の申請が受理される条件が未確定だったときに流れたものです。
ZEH(高性能な設備を導入することによる省エネ・創エネによってエネルギー収支が正味0になることを目指した住宅)を建てる場合に受けられる補助金



執筆時点では、さらぽかを導入したからといってZEH補助金の対象から外れるという事実はありません!
ただし、その他の条件でZEH補助金の対象外となる場合や、予算の上限に達して受付が終了する場合があります。打ち合わせの段階でZEH補助金の申請の可否・タイミングなども確認してみましょう。
ZEH補助金についてより詳細に交付要綱や要件などを知りたい場合は、「ZEH Web」のホームページもあわせて確認してください。



また住宅展示場を訪れたことがない場合は、紹介制度を活用しておトクに訪問してみてくださいね!
さらぽかが向いている人


では 最後にさらぽかが向いている人・うるケアが向いている人それぞれの特徴を解説していきます。



まずはさらぽか!
大前提、夏場・梅雨時の快適性に重きを置きたい人におすすめです!
- 夏場・梅雨時の快適性に重きを置きたい人
- 予算に余裕がある人
- 電気代がかかっても快適性を追求したい人
- 冷房が苦手な人
- 多少掃除の手間が増えてもOKな人
予算に余裕がある人


さらぽかはうるケアに比べて導入費用がかかります。予算に余裕がある場合はさらぽかを選んで夏場・梅雨時期の快適性を追求するのもひとつの方法ですが、できるだけお得に快適なマイホームを手に入れたいというのが本音ではないでしょうか。



節約もしたいけれど、一生に一度の買い物なので、全館空調システム以外にもこだわりたいポイントがたくさんありますよね。
全館空調システムはうるケアを選んで導入費用を節約し、将来のための貯蓄に回したり、ほかのオプションや家具・家電などの購入費用に充てたりするのもおすすめです。家族にとってどの部分にお金をかけるのが最も費用対効果が高いのかをよく相談して導入を決めるとよいでしょう。
以下の記事では実際に一条工務店の施主さんにきいた後悔ポイントをまとめてご紹介しています。水回りについての後悔ポイント・間取りについての後悔ポイントなどジャンルを分けて解説しているので、気になる部分から確認してください。


電気代がかかっても快適性を追求したい人


多少電気代がかかっても夏場・梅雨時をカラッと快適に過ごしたいという人にもさらぽかはおすすめです。



さらぽかはエアコンの1.5倍電気代がかかるイメージを持っておいてください!
個人的にはカラッと爽やかな空気の中で夏場・梅雨時を過ごせることを考えると多少電気代が高くなってもさらぽかを導入する価値はあると考えています。これを安いと感じるか高いと感じるかはそれぞれ違うでしょう。
冷房が苦手な人


冷房が苦手な人にもさらぽかはぴったり。扇風機やエアコンのように直接冷やすのではなく、床冷房でじんわりと空気を冷やしてくれるので、ゆるやかで自然な涼しさを体感できます。
裏を返せば暑がりの人は物足りなさを感じるかもしれません…。
多少掃除の手間が増えてもOKな人


さらぽかは、うるケアに比べて掃除をする箇所が増えます。各部屋のサーキュレーターのフィルター掃除が大変との声が多いので注意しましょう。この手間がかかってもOKという場合は、さらぽかは有力な選択肢になるはずです。



一条工務店の家はほかにも定期的に掃除が必要なフィルターがあります!少しでも掃除箇所は減らしたい!
- ロスガード90の排気フィルター・給気フィルター・防虫袋
- トイレの換気扇フィルター
- 差圧感応式給気口のフィルター
うるケアが向いている人


続けてうるケアが向いている人について解説していきます。



うるケアは加湿をするシステムなので、乾燥しやすい冬場の快適性に重きを置く人におすすめです!
- 乾燥しやすい冬場の快適性に重きを置く人
- 乾燥に敏感な人
- 設置費用・ランニングコストを抑えたい人
- 掃除の手間を減らしたい人
- 天井をすっきりさせたい人
乾燥に敏感な人


うるケアは全館を加湿するシステム。乾燥に敏感な人は積極的に導入を検討してみてください。加湿器のように給水の手間がかからず、自動で加湿される点が魅力です。



小さなお子さんのいる家庭で感染症対策の一環として取り入れるのもひとつの方法です!
寝室などで加湿器を使用する場合は、稼働音が気になるという人もいると思いますが、うるケアの稼働音は約36dB。これは図書館並みの静かさなので、まったく気になりません。
真冬など乾燥が厳しい時期には別途加湿器を使用する必要がある場合もあります。
設置費用・ランニングコストを抑えたい人


うるケアの設置費用は、オプションの場合でも約10万円。また、キャンペーンで設置費用が無料になる場合も多く、さらぽかの設置費用50万円〜に比べるとかなり安く抑えられます。
ランニングコストの安さも魅力。24時間毎日稼働させても月々300円ほどしかかかりません。せっかく高機能な設備を導入しても使用するのに抵抗感があると意味がありませんからね。うるケアはその点気兼ねなく使用できるのがうれしいポイントです。
家づくりの費用をできる限り抑えたい人はこちらの記事で紹介している豆知識・裏技をフル活用してください!


掃除の手間を減らしたい人


うるケアはさらぽかのように各部屋のサーキュレーターの掃除という手間から解放されます。また、加湿器の設置台数を少なく済ませられるので、そのぶんのフィルター掃除・排水などの手間もかかりません。
ロスガード90のフィルター掃除は必要です。
天井をすっきりさせたい人


うるケアを選べば天井サーキュレーターは設置されません。見落としがちなポイントですが、すっきりとした空間を作りたい場合はチェックすべきポイントです。



細かいポイント、見逃しがちなポイントこそあとあと後悔しやすいので注意!


うるケア・さらぽかは共に魅力的!重視ポイントにマッチした方を選ぼう
いかがでしたか?うるケア・さらぽかは共に魅力的なシステムですが、どちらか一方しか選べません。また、後付けはできないので、メリット・デメリットを理解して慎重に選びましょう。ある程度下調べが済んだら実際に住宅展示場を訪れたり、宿泊体験をしたりしてその効果を体感してください。
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